No.76 コンビニ強盗撃退記(男性・48歳)

驚き
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私は何故か実際には経験のないコンビニエンスストアの店員になっていた。とりあえず見様見真似で仕事をこなし、同僚だと思われる男性ともうまくやれているといった状態が数日続いた後、1人で深夜シフトの日になった。
それまで日勤ばかりで初めてのことだったので、多少戸惑いがあったがあまりお客さんも来ないので日勤より楽でいいやなどと思っていたのも束の間、全身黒ずくめでマスクにサングラス、野球帽といったいかにも怪しい男が入ってきた。
そして、何も持たずにレジにやってきたと思ったら、その男は突然ナイフを出して刃先をこちらに向けた。つまり、コンビニ強盗に出くわしてしまったのだ。
店内に他のお客さんは1人も居ない状態なのが幸いだと真っ先に思ったものの、これは大ピンチに違いなく、どうしたものかと戸惑っていると、その男は少しおびえたような声でお金を出すようにと要求してきた。
ここで相手もこのようなことを始めて行ったか、慣れているとは思えないと気付いたので、どうにか撃退できないものかと思案し、レジの下にあった(何故かそこに置いてあった)警棒のようなものを取り出して上に大きく構え、逆に威嚇してみた。
すると、相手の男は反撃にあうとは思わなかったのかビックリした様子で一目散に入り口に逃げていった。これでおしまいとはならず、私は警棒を持ちながらその男を追いかけて行ったのだが、エンジンをかけたまま留めてあった原付バイクに乗って逃げられてしまった。
だが、一瞬でナンバーを覚えたので、すぐに警察に通報して事の次第を説明した。その後警察が事情を確認しに店までやってきたところで目が覚めたが、あの後犯人は捕まえられたのかが夢の中のこととはいえ、しばらくすごく気になっていた。
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