No.194 かくまってくれたお爺さん(女性・40歳)

安心から不安
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私は少女の姿で幼稚園のジャングルジムの上に立っていました。空は晴天でとてもきれいでした。
ふと何者かが追いかけてくる気がしたので、ジャングルジムの上からピョンと空高くジャンプしてから、クロール泳ぎの格好をして空をフワフワと飛んで逃げました。しかし、すぐに高度が下がっていきます。
アスファルトの道路にお腹が擦れてしまいます。フンっと力を入れるとまた浮かび上がるのですが、高度はすぐに下がります。何度もお腹が着くので擦りむいた傷がついてしまいましたが、それでも飛ぶことを止めません。
暫く飛びながら進むと、目の前に白い壁の家が現れました。私は躊躇う事なくチャイムを鳴らしました。すると、中から70代くらいのお爺さんが出てきました。
「何かに追われているの!」と、助けを求めるとお爺さんは「それは大変だ。早く家の中にお入り。」と、私を家の中に入れてくれました。その家は縁側があり、家主のお爺さんとお茶をしながら話をしました。
「私ね、ジャングルジムから飛んできたの。」「そしたらね、何かが追いかけてきたから、怖くて。」と、先ほど自身に起きた出来事を聞いてもらいました。お爺さんは私の話を「うん、うん。」と聞いてから「自分もそれを経験した。」と言いました。
続けてお爺さんに「〇〇幼稚園のジャングルジムだよね?」と言われたので、「何で知っているの!?」と驚いて聞き返すと、追いかけてくる何かに妻を殺されたというのです。
お爺さんは何年も前に妻を殺されてから、1人でここにずっと住んでいる事を語りました。そして、「ここでいつも人を助けているから、あなたも好きなだけ居ればいい。」と言ってもらえたので甘えることにしました。
お爺さんと毎日楽しく過ごしていると「ピンポーン」と玄関のチャイムがなりました。それから、ガラガラと玄関の扉が開く音が聞こえます。ついに私を追いかけていた何者かが、私の事を見つけ出して追いついたのです。
お爺さんは私に「押し入れに隠れて出てきてはいけないよ。」と言うのです。私は急いで押し入れの中に隠れました。真っ暗な押し入れの中から、追いかけてきた何者かの声が聞こえます。「ここにいるでしょ?匿ってないで出しなさい」と。
お爺さんも必死に抵抗をしますが、追いかけてきた何者かはお爺さんを押しのけて部屋に入り、押し入れの扉の前で足を止めると「ここにだな。」とピンポイントで私を見つけ、開けようとしました。
強い不安に襲われた瞬間、パッと目が覚めました。
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