No.91 罪悪感とは(女性・20歳)

不安
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この夢の中では、自分は19歳の青年だった。3つ下の妹がいて、彼女をとても大切にしていた。とても優秀な妹で、両親や学校の先生からも強い期待を向けられていた。あまりできのよくない自分と比べられることもあったが、自分と妹の仲はとても良かった。
しかし、数年前に自分の両親と妹が乗った車が事故にあった。車数台を巻き込んだ大きな事故で、妹も大けがを負った。結局その事故で両親は亡くなり、妹は回復したものの下半身に麻痺が残ってしまった。
それ以来妹は車いすで入院と退院を繰り返すような生活をしている。自分は妹が事故にあっても無事でいたことに安心するとともに、優秀な妹ではなく、誰にも何も期待されていない自分の方が事故にあうべきたったとも考えるようになり、ふとした時に耐えられない程の罪の意識を感じる。
そんなある日、自分はナナという少女と出会った。不思議と気が合い、親友とも呼べる仲となっていった。彼女と過ごしていくうちに、妹に対する罪悪感も薄れていくことを感じていた。それほどナナと過ごす日々は楽しく、素晴らしいものであった。
そして次に気が付くと、病院から妹が退院すると連絡が来た場面だった。どうやら今回妹は半年と言う長い間入院していたようだ。久しぶりに妹にあうと、「お兄ちゃん、すこし雰囲気が変わった?」と言われた。その言葉をかけられた瞬間、妹に責められているような感覚がした。
まるで「私は一人で生活することすらままならないのに、あなたは人生を楽しんでいるの?」といわれたような気がしたのだ。この事をナナに話すと、ナナはこのような事を語りだした。
「本当にそんなこと思っているの?あなたは妹が回復できない障害を負ったと初めて聞いたときは、こう思ったでしょう?「ああ、妹は自分より劣った人間になった」って、喜んだことを忘れちゃったの?罪悪感なんて、この喜びを消すために自分についた嘘じゃないの。」と…。
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