No.52 かくれんぼ(女性・38歳)

恐怖
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私はその夢の中で、写真撮影をする為に撮影スタッフ5人ほどで、とある村へと向かった。その村には、言い伝えがあるらしく「かくれんぼで、2回目までは見つかってはイケない」という旨を伝えられた。半信半疑な私達は、遊び半分でかくれんぼを始めることにした。
1回目はスタッフの女の子が見つかり、2回目はベッドの下に隠れていた私が見つかってしまったが、「ただの言い伝えだろ」という流れでかくれんぼは終えた。
村人をモデルに撮影した後、1回目のかくれんぼで見つかってしまった女の子が居なくなってしまい、騒ぎになった。村人に、かくれんぼをしたことを話すと、皆急に口を閉ざした。
仕方ないのでスタッフ皆で手分けをして、その女の子を探している最中、私は村人を撮影した写真を見返していると、とある写真の端に泥人形のような見たこともない女の子が写り込んでいるのを見つけた。
驚きつつも震える手で写真をめくる…。すると、見る写真、見る写真全てにその泥人形が写っていた。泣きそうになりながら、他の人にそのことを訴えても、他の誰にも泥人形は見えていなかった。
酷く動揺している私に、スタッフの1人が「みぃ〜つけた。ここにいたの?」と後ろから肩を叩いた。すると次の瞬間、写真の中の泥人形が動き、目があった。「わぁぁぁ」と叫びながら、実際そこで目が覚めることが出来た。
うるさいほどの鼓動を聞きながら呼吸を整えていると、そのまままた寝てしまったらしく、再度見た始めた夢は、先程途切れた続きからだった。写真の中の泥人形と目が合っていると、そのまま泥人形がじんわりと写真から抜け出てきて、私に纏わりついてきた。
足元から、その泥に縛られるように纏わりつかれ、とうとうその泥人形の顔を間近で見てしまう、と怯えていた…ところで、また実際に目が覚め、あまりにも怖かったのでそのまま眠らないよう起きていた、ということがありました。
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