No.207 母を守りたい(女性・48歳)

不安
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私が昔、両親と住んでいた家で父・母・私の3人暮らしている光景から夢は始まりました。
不思議な事に、父と母の姿は私が幼い頃の姿。つまり2人ともかなり若い頃の姿だったのです。私だけは何故か現実世界の年齢でした。
庭で両親とキャンプをしていると言うよく分からないシチュエーションで、突然父が母に怒りだしました。あまりにも一方的に、捲し立てる様に怒る父を見て、母の事が心配になり私は間に入り「何でそんなに怒るの!一方的にお父さんばっかり!お母さんの話も聞いてあげなよ!」と言いました。
そこからはもう言い合いの始まりです。
「うるさい!お前には関係ない!口をはさむな!」と言う父に対し、私もめげずに「はぁ?家族なんだから、この状況に口挟むなって方がおかしいでしょ?お母さんを可哀そうだと思わないの?」と言い返し、さらに「これは母さんと父さんの話し合いだ!子供は黙ってろ!」と大声で叫びます。私はさらに「話し合い?どこが?これが話し合い?」と鼻で笑います。
すると父はぐっと唇を噛みしめ、怒りを抑える様にその場から立ち去りました。その後、母の方を見て「大丈夫?」と顔を覗くと案の定大粒の涙をポロポロと流していました。その時ハッと気づいたのですが母の体には無数の痣がありました。
いったい何に対して怒られていたのか分かりませんが、その痣については聞いておかなければと思い「その痣、いったいどうしたの?!」と問いただしますが、母は何も答えずポロポロと静かに泣くばかり。
私はどうにか元気づけられないかと考え、明るく振る舞いながら焼きそばを調理したり、考えつく限りの面白い話を母に沢山したりしました。そして私が大好きなとっても美味しいお酒を母と一緒にテントの中で飲みました。
すると母はいつもの笑顔で楽しそうに笑ってくれたのです。
そこで急に話が飛んで、気が付くと私が幼い頃に家族3人で行っていた焼肉屋さんに居ました。また若い頃の母、若い頃の父、実年齢のままである私の3人が居ます。
すると私達が座る席のコンロから突然、火が上がりました。その火はまたたくまに強くなり、お店全体へ広がります。母が少し逃げ遅れ、洋服に火をまとっています。
父と私は必死になって火のついた母の洋服をバンバンとはたいて消していました。必死に消そうとするのですがなかなか火が消えません。「お母さんが大火傷をおってしまったらどうしよう!」その時の私の表情は、涙で酷い顔になっていたと思います。
そこでパッと目が覚めました。現実でも枕が涙で濡れていて、目覚めてから夢の内容を受け入れるまでしばらく放心状態でした。
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