No.106 残酷な教室(男性・17歳)

恐怖
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グロテスクな表現があります。苦手な方はご注意ください。
気がつくといつもの教室にいた。学校があり教室の中で授業を受けていた。いつものように先生が前にたって僕たちに授業をしている。なんの違和感もなくただ話を聞いていた。友達と話をしながらノートを取ったり普通に授業を受けたりしていた。
しかし、このころ僕はクラスに対する不満を抑え込んでいた。かみ合わないことも多々あったため、本心は学校に行きたくなかった。そんな思いをしているときに、突然教室の空気が重くなった。なんというか、葬式の雰囲気に似ていた。
なぜ、急に空気が重くなったのか分からない。クラスメイトも少し不気味に感じていた。「なにこれ?」という友達、「なんか空気が重い」という友達。捉え方はみんな様々であった。空気が重くなってから、数秒たったぐらいだった。クラスメイトの首が一斉に飛んだ。
その情景は今も目の前で起きたかのように、鮮明に覚えている。クラスメイトの首が一斉に飛んだので、教室は血まみれでみんなの死体が転がっている。僕はなにが起きたのか理解できなかったがただ一つわかるのは、クラスメイト全員の首がなくなったということだけ。
それ以外は、脳が停止しているせいか考えることも理解することもできない。そして、クラスを飛び出し学校を走り回ったが、学校中みんな亡くなっていた。泣きながら、学校外にでるとそこで、夢が醒めた。
その時に、クラスに対する不満感を抱いていたことに罪悪感がでた。その夢以降はクラスメイト達とうまく関係を築くことができたが、その夢はいまでも鮮明に覚えているので、たまに頭によぎる。恐怖でしかない。
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