No.9 日本人形の食事(男性・幼少期)

私の夢は、子供の頃に見た不気味な夢の話。舞台は我が家。と言っても、建て直す前の古い家だった。その家は玄関がやけに広く、廊下も薄暗く気味が悪く感じる。
ふとその廊下を見ると、無表情の日本人形がこちらを見ている。そうしていると、日本人形がケタケタと笑い出した。夢の中の私はなぜか勇敢で臆せずに話しかける。「なんで笑うの?」そう聞くが日本人形は何も話さない。
私は質問を無視されたことに腹を立て、「君にはその小さい口があるだろう!何か話してみろよ!」と、きつい口調で煽った。しかし日本人形は、そんな私を馬鹿にするように、ケタケタと笑い声をあげるだけ。
苛立ちを抑えられなくなった私は、その日本人形を乱暴に掴み上げ、不気味に笑う小さな口の上へ、赤いペンで大きな口を書いた。大きな口があればお前も喋れるだろうと言う子供じみた嫌がらせだった。しかし、日本人形は相変わらず私を馬鹿にするように笑う。
そうして朝になり目が覚めた。この日は夢の事を思い出すたびにモヤモヤしつつも、もうあの夢は見たくない、考えたくないと子供ながらに感じ取っていた。そうして部活が終わり、帰宅するとベッドで眠りについた。
するとまた夢にあの日本人形が出てきた。しかし周りの様子が前と違う。昨日見た夢では古い家だったが、今日の夢では建て直した新しい家だった。見渡しても、いつも生活している明るい室内で、不気味だとは感じられなかった。
そんな事よりも、気になることがあった。それは日本人形の口だ。昨日の夢では小さい口だったのだが、今日の夢ではちがう。まるで、口裂け女のように大きな口で笑っている。昨日夢の中で私がペンで書いた口のように大きな口で。
「なんで口が大きくなっているの?」と、私は恐る恐る聞いた。日本人形は、「…私、あなたの●●を食べたの。」と答えた。何を言っているのかさっぱりわからない。質問の答えになっていない。それから、またケタケタと不気味に笑いだすのだった。
そうして目が覚めた。目が覚め、しばらくしても日本人形の顔が忘れられずにいた。その2日後、飼っている猫が突然死をし、犬が事故死をした。とても急だった。それ以来、この夢を見ることは無くなった。
日本人形は夢の中で「あなたの●●を食べた。」と、確かにそういった。日本人形が食べたものとは…もしかして…。実際に起こった話なのですが、誰も信じてはくれません。
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