No.133 火薬庫に現れた謎のおじさん(男性・幼少期~43歳)

小学校から帰ってきた私は、ランドセルを置いて直ぐに愛犬と出掛けた。日課の散歩で、田園地帯の中をただひたすら歩いている。田園地帯の一角には池があり、その中央には小さな島がある。この島自体が火薬庫らしい。近付いてはいけないと親から言われている。
しかし気になるので今回だけ特別に散歩コースを外れ、愛犬と一緒に池に近付いてみる。すると火薬庫のドアからおじさんが現れ、私めがけて散弾銃を撃ってきた。バーン!という衝撃音。それを聞いて慌てて逃げる。愛犬と一緒に死にものぐるいで田園地帯を走って逃げる。
たどり着いた先は山すそにある洞窟だった。暗闇が恐かったが、中に入って隠れないとあのおじさんに撃ち殺されてしまうかも知れない。必死に奥へと進み、ちょうど愛犬と一緒に隠れることができそうな小さな横穴を見つけ、そこで身を潜めた。
横穴で愛犬を抱きしめながら、私は酷く震えていた。先ほど散弾銃で私を撃ってきたおじさん、カールした赤い髪の毛にオーバーオールという服装のあのおじさんの姿が目に焼き付いて離れない。
息を殺してジッとしていると、ザッ、ザッ、と地面を歩く音が聞こえてくる。おじさんが洞窟に入ってきた。言葉は発していないが足音で分かる。遂に私の近くまで来たとき、何とかして助かりたい気持ちがあったが、おじさんが不適な笑みを浮かべながら「見ぃ~つけた。」と言って私の目の前に現れた。
「ヒッ!」と小さな悲鳴をあげ、おじさんの顔を見た。おじさんはまるで道化師のような白塗りに奇妙な化粧をしていた。私はその顔を見て心底震えた。背筋に悪寒が走る。
ハッと我に返った瞬間、愛犬がおじさんに飛びかかった。その間に私は逃げた。これ以上ないほどの全速力で逃げた。洞窟から出るとパトカーがたくさん並び、警察官に保護された。
両親や祖父母も迎えてくれた。愛犬も洞窟から脱出し、無事に生還できた。以上で夢が終わりますが、子供の頃から何度も見る夢です。田園地帯も火薬庫も愛犬も洞窟も私の子供の頃の本当の思い出ですが、おじさんだけは夢でしか見たことがありません。
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