No.20 マッチ売りの青年(女性・38歳)

これは、私が日常に疲れ、人間関係が億劫で仕方がないときに見た夢です。薄暗い公園を、私は1人で歩いていました。それは、子供が線の上しか歩けない…といったルールを勝手に作って実行しているのと同じように、私も細長い形状の公園の敷地内に埋められている石の上しか歩けないルールを自分に課していました。
ですが気付くとその石は、人間の首になっていました。それなのに、夢の中の私は何故か怯えることもなく、そのうえを浮かれたようにジャンブしながら渡っていきます。
すると今度は、近所の神社の境内に居ました。普段は散歩をしたり、参拝をしている人が多い場所ですが、夢の中では私と私の眼の前に青年が1人立っているだけでした。
その青年はマッチを一本手にして私にこう言います。「このマッチを一本擦れば、誰かが死ぬ。」私は(何のこと?)と、ただマッチが燃えるのを眺めていました。マッチは、一瞬大きな火となり、しばらくすると消えていきます。
すると、青年がまたマッチを一本手にして言います。「このマッチを擦れば、アイツ(私が学校卒業して以来、連絡も取っていない知人)が死ぬ。」そう言われても、私はマッチが燃え尽きるのをただ眺めていました。
そして青年はまたマッチを一本手にして、不気味に笑いながら言こう言います。「このマッチを擦れば、あの子(とても仲の良い友人)が死ぬ。」そう言われた私は、擦られたマッチを慌てて素手で握り締め消しました。
友人を失う事が怖いという感情と、とてつもない不安感が私を襲いました。マッチ売りの青年は皮肉そうな笑顔を作って、火傷した手を抑えながらうずくまる私を見下ろす…。という夢を見て、私はまだ失いたくない人がいたのだと考えさせられました。
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