No.60 知らないインストラクター(女性・51歳)

恐怖
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いつも利用しているスポーツクラブの中でヨガのレッスンに参加していたわたし。いつものスタジオでインストラクターも同じだったけど、参加者全員見たことのない人で凄く不安になった。
そしてレッスンの時間が異常なほど長くいつまで経っても終わらなくて、次第にお腹が空くし体力も無くなって自分がみるみるやせ細っていった。
その状態を見かねたインストラクターが「大丈夫?」と声をかけに来たけど、いつものインストラクターではなくなっていた。(さっきまでは、私の知っている人だったのに!誰この人!)と、急に恐ろしくなったわたしは走ってスタジオから出ようとしたが、ヨガマットとヨガラグが脚に絡まりついて見事に転んでしまう。
それでも、ただただその場が怖くて這ってスタジオから出ようと頑張るけれど、ヨガマットがシュルシュルと脚に巻き付き元の場所に引きずられて行った。まるで何かの妖怪のようなヨガマット…。体力も限界で喉もカラカラ…だけどいつもの水筒も見当たらない。この場からどうにか逃げ出したい。
すると突然場面がサウナに変わる。ここはいつも使っているサウナだとホッとして、恐怖感を振り払うように何度もサウナに入っては水風呂に入るという事を繰り返す。汗がじわりじわりと出る感じが妙にリアルだった。だいぶカラダの緊張が解けてきた頃、甲高い声の女性が聞こえる。
「明日は大荒れの天気になるんだって~!天気予報で言っていたわよ!」と、誰もいない方を見ながら話しかけ、女性はサウナに入ってきた。その後、女性は誰もいないのに時々後ろを振り返って「もう出るの?今出ても道混んでいるよ?」「今日の夕飯は何にするの?」と話しかけていた。
私は恐怖で目が覚めた。自分でもびっくりする程、寝汗でびっしょりになっていた。
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