No.95 冒険者の一夜限りの活躍(女性・30歳)

安心から不安
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気づくと私は10歳くらいの子供の姿になっていた。しっかり確かめた訳ではないが、現実では女なのに、性別は男になっているようだ。
あたりを見渡すと、どこか西洋の雰囲気がする街中で、歩いている人々は耳が長かったり、頭に猫や犬の耳がついていたり、武器を持って鎧を着ている。私は異世界転生モノの漫画や小説が好きなので、「これは異世界転生したのだ」と、すぐに思う事ができた。
そこでいきなり場面が変わって、私は何かの施設の中にいた。周りの人々の話しを聞く限り、ここはどうやらさっきの街にある冒険者ギルドのようだ。
行列に並んで冒険者登録をすると、私には魔法が使えることが判明したので、依頼を受けてお金を稼ぐことにした。
ここでまた場面が変わり、今度は森の中に1人でいた。目の前には角の生えた巨大な兎に似た生き物がいて、そのモンスターは私が受けている依頼の討伐対象なのだと気づき、炎の魔法をぶつけてモンスターを倒した。
無事に討伐を達成して街に戻ると、街にはドラゴンが現れており壊滅状態になっていた。私は天まで届く程に大きいドラゴンに向かって、兎のモンスターを倒した時よりもっと威力の強い魔法をぶつけた。すると、ドラゴンはあっさり倒れた。
また場面が変わり、今度は豪奢な城の中にいた。私は貴族が着るような装飾の多い服を着ていて、ドラゴンから国を救った英雄としてその国の王と謁見していた。
しかし、王が「お前はこれからこの国専属の魔法使いとなって働くように」と言い、私に何かの魔法を放ったことで、「このままでは自由がなくなってしまう気がする!」と焦り、必死で魔法を除けて城から逃げ出した。瞬間移動で見知らぬ街に辿り着いたところで、目が覚めた。
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