No.118 おいてけぼりの恋(男性・18歳)

不思議
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夢の登場人物は「俺」と「中学3年生の時に同じクラスだった女友達」である。ここでは苗字からとって彼女の事を「Hさん」と呼ぶ。
前置きとして、Hさんとはある日席替えで隣になり、その同じ班に仲のいい男子がいたため楽しいノリで過ごしていくうちに隣のHさんとも話が弾むようになり、話し始めてからは、割とすぐに仲良くなった。それまではHさんに、あまり喋るような印象を持っていなかったので、そのギャップもあり面白い人だと思っていた。
Hさんは陸上部で少し背が高く、頭もとてもよかった。文武両道で、男子からの人気も高かった。一方の俺は、サッカー部で背は低め。クラスに1人は居るであろういじられキャラで皆と仲がよかった。
ふと気が付くと、少し洒落た感じのフードコートに俺は居た。そこで、遠くのイスにHさんが座っているのを発見し、再開に驚いた俺はすかさずHさんに話しかけようと近づいた。右手を挙げて「H⁉」と呼び捨てで名前を呼んだ。
するとHさんはイスをくるっとこちらに向け、片手にドリンクを持ったまま、あまり驚いた様子も見せずに「はい。Hですけれど。何かご用ですか?」といつもの顔で答えた。久しぶりの再会であるとはいえ、敬語で返事を返されたことに、妙にリアルさを感じて変な気持ちになった。
この日の夢はここで終わる。そして、しばらく「Hさんか~懐かしかったな。」と夢の事を思い出す日々を過ごしていた。すると、またHさんが登場する夢をみる事となる。
気が付くとまた、以前みた夢と似たフードコートにいた。Hさんは男2人を連れて俺が座っていたテーブル席に着いた。俺の正面にHさん、横にはHさんが連れてきたアジア系外国人っぽい男性と、斜めに特徴は忘れたが日本人の男性が座っていた。
俺はピーマンのような野菜たっぷりの料理を食べていた。俺以外の3人も何か食事をしていたが内容はわからなかったが、ふと顔を上げた瞬間、俺以外の皆はもう既に料理を食べ終えていた。そしてHさんと、Hさんの隣に座っていた日本人男性は立ち上がって、足早にトレーをもって去っていった。俺は驚いて急いで食べ終えようとした。
そのとき、俺の隣に座っていたアジア系の男性が、何か言って俺の料理の残りを食べてくれた。俺は「なんて良い奴だ!」と感謝を伝え、すぐに「Hさんを追いかけましょう」とアジア系の男性と一緒に席を立ち上がった。が、Hさんと日本人の男性をいくら探してもどこにも見当たらなかった。ここで夢は終わっている。
2度目の夢ではHさんとは会話がなかった。これらの夢が何か意味があるものなのかも分からない。Hさんの登場する夢を見てから、俺はHさんのことを意識するようになってしまった。中学校を卒業して4年たった今頃にだ。そのころスマホも持っていなかった俺は今、Hさんと連絡すら取り合っていない。
中学3年生のころ、Hさんとは仲が良かったが、特別好きだという感情は抱いていなかった。いや、純粋に気づいていなかっただけかもしれないが。俺の心の深いところにあった恋に気づいたのは中学校を卒業してから。
今年で俺は19になる。来年、成人するときに中学時代の仲間たちと会える同窓会がある。そのときにもしHさんに会えたら、勇気を出して話しかけてみようと思う。夢のように「H⁉」と…。
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