昔飼っていて、今は亡くなってしまっている犬と私は一緒に遊んでいました。もう亡くなったのは10年ほど前なのですが、ずっと会いたいと思っていた愛犬です。
私は、自分の愛犬と公園を散歩して、一緒に芝生の上を走ったりしていました。私自身も今の年齢ではなく、愛犬を飼っていた時と同じくらいの中学生くらいの年齢で、愛犬もまだ若くて走り回れる年齢でした。
季節は春頃で外での散歩はとてもいい天気で気持ちよかったです。そして、私の母親もその場には居て、みんなでのんびりとベンチに座ってしゃべったり観光地のようなところに行き、愛犬を散歩させながらいろんなお店を見て回ったりもしていました。
ここでは愛犬も私たち人間も、一度愛犬が亡くなったという事を知っているようで、みんなが笑顔で一緒に過ごせる時間を、とても大事にして懐かしく思い、幸せな気持ちで過ごしていました。
ですが、そのようにみんなで過ごせる時間は永遠にあるわけではなく1日限りだったようで、夕方になり、日が落ちてくると別れの時が近づいてきたようです。今までは笑顔で過ごしていた私たちは、愛犬をぎゅっと抱き締めて、泣いていました。愛犬も、なんだか寂しそうな表情をしていました。
そして、最後には泣きながらも笑顔でお互いに別れを言って、私たち人間の元から、愛犬は自分だけでどこかに言ってしまい、私たち人間の元には、愛犬が付けていたリードだけが残され、嬉しかった気持ちと、また離ればなれになった寂しさが残りました。