No.103 疲れている俺(男性・23歳)

不思議
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俺は、夢の中で楽しく先輩方と飲んだりしていました。ですが、ニコニコしていながらどこか不安に駆られて歩き回ります。視界がだんだんとぼやけ、「大丈夫か?」と言われる声は聞こえるのですが、それ以上は何をしているかわからなくなり思わず駆け出しました。
必死に薄暗い中に光から逃げるように走っている俺。どんなに必死に走っても終わりが見えません。疲れ切って手を膝につけて息を切らすような形で「ハァハァ」としていると、辺りは真っ暗な世界です。
暗いはずなのに自分のことははっきりとみえます。不思議な感覚でした。怖くなってとぼとぼ歩いているとパッと元いた場所に一瞬で切り替わったかのように戻ってきます。先輩方は楽しそうに話しています。
でも、俺が不安そうな顔をしていると「どうした?」って言ってきました。「いえ、何もないです」と俺は一言。さっきの現象はいったい何だったんだろうと思いながら、飲みの席に戻り楽しく過ごすことを考えながら戻りました。
でも、心のどこかにあの場面を残しながら「あれは夢なのかな?酔ったからあんなこと見たのかな?」と思っているとパッと目が覚めました。「あー、あれは久しぶりの呑みで楽しかったのと、最近うまくいかないとことの不安を、両方同時に見せられたのかなぁ。」と思いました。
夢っていうのは不思議な力を持っていますね。
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