No.138 マフィア一族の娘として(女性・39歳)

舞台はあるヨーロッパの地方都市のような場所。そこに古くから君臨するマフィアがいました。
そのマフィアは暴力と恐怖によって人々から恐れられる一方、弱い人々に食べ物や寝場所を分け与え、他のマフィアやごろつきの暴力から市民を守るなど人々の尊敬も得ていました。
私はそのマフィアの一族の娘として、市民や部下たちから恐怖されつつも尊敬されていました。何年もの間、私たちのマフィアは地元で安定した活動をしていたため、ずっと平和だったのですが…。
ある日、組織の中でクーデターの噂が流れ始めました。その噂は大変物騒なもので、今の組織を牛耳っている上層部をすべて暗殺してしまう計画が進んでいるというものでした。
その暗殺計画はマフィアのボスである私の父はもちろん、私の母、そして父の子供である私や私の兄弟にも及んでいるというのです。一体誰がそんな暗殺計画をたくらんでいるのか?組織も地元の一般市民も、連日その噂でもちきりでした。
私はその噂を大変恐れ、極力人と会わず、自室から一歩も出ないような生活をしばらく送っていました。
ある日のこと「お嬢様を、暗殺指令から逃がそうと思います。」そう言ってくれる一人の部下が現れました。私が幼いころからお世話係としてそばに付き添ってくれていた若者の男性です。
私は「私一人ばかりが逃げ出すわけにいはいかない!」と一旦は拒絶したのですが「お嬢様が生きてくれればこの組織はまた、正しい組織として復活することができるのです!」という彼の情熱的な目と説得に押されて逃げ出すことを決めたのです。
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