No.139 七色のトンネル(男性・25歳)

「夢の話」と言うと、ついつい睡眠時に見た夢の話のみかと思うかもしれないが、この夢の話は私が死にかけた時に見た夢だ。
ある日、職場の仲間とキャッチボールをしていた時の話。私は飛んできたボールをグローブでキャッチするつもりが取り損ねて、左の眼球でキャッチしてしまった。
あまりの激痛にその場に疼くまり、横たわり、足をバタバタしているとキャッチボールをしていたはずなのに、しばらく経つと痛みが無くなりゆっくりと起き上がった。
すると、なぜかどこかの野球グランドのピッチャーマウンドに立っていた。バッターもいて審判もいて他のチームメイトも守備についていた。いつの間にか本当の野球の試合をしていた。
その時は特に違和感もなくバッターに向かって思いっきりボールを投げた。そのボールは軽々と打たれ、頭上の遥か上を飛んで行った。「打たれた~。」と思うも、どうにかしようと思いそのボールを目で追いかけた。
一生懸命「待て~!」と心の中で叫びながらそのボールを追いかけた。「やばいホームランになってしまう!」と必死にボールの飛ぶ方向を目で追いかけて走った。
すると、ボールの向かう先はスコアボードのある外野席ではなく七色に光るトンネルだった。「なんだこれ?」と思いつつ、七色に光るトンネルを走った。その時はすでにボールはなかったがその七色に光るトンネルを走って行かなきゃいけない気がした。
トンネルに入ると奥から綺麗な光が見えた。「うわぁ~、綺麗だなぁ~」と思い光を目指して走っていった。走りながら考えた「あれ?これって死ぬ時に七色のトンネルを通るって話をよく聞くけどそれと似ているな~。」そう思ったがその時、怖さは特になかった。
私は、七色のトンネルを走り、綺麗な光の指す方に「進みたい!」と強く思ったので、どんどん走った。すると段々足がジンジンと痛くなってきた。顏にもビシバシと痛みが走った。
痛みに対し「なんで痛いんだっけ…」と不思議に思うとさらにそれぞれの痛みが増していった。顏の痛みは叩かれた痛み、足は地面にこすりつけている痛みだと気づいた。そして名前を何度も呼ばれていることに気づきふと目を開けた。
私は、左目を抑えたまま地面に倒れていた。他の仲間が異常に気付き顏にビンタをし名前を呼んで起こしてくれたらしい。他の仲間曰くボールを左目に受けた後、そのまま横向きに倒れイビキをかけながら自転車を漕ぐような感じで足をバタバタとしていたらしい。
その時は仲間の対応で現実に戻れたが、あの綺麗な光を目指し七色のトンネルを抜けていたらおそらく現実には戻れていなかっただろう。
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