No.148 意味不明なHくん(男性・36歳)

恐怖
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グロテスクな表現があります。ご注意ください。
「あ、超久しぶりじゃん、高校卒業以来だね。」高校卒業以来会っていなかったHくんが目の前に居る。それにしても何で今私たちが変な森の中であったんだろう?それはさておき、Hくんは近況報告をし始めた、卒業してから結婚して、コックさんになったらしい。
そしてHくんは急に変な踊りを踊り始めた、よくよく見ると、彼は自分のポケットからナイフを取り出し、いきなり自身の目に向けて刺した。なんとも言えない音でえぐかった記憶だけが残る。そして抜いたナイフにHくんの目玉がついていた。正確に言うと血だらけで、本当にあれが目玉かどうかは判別できなかったが、丸くて血が沢山ついている何か気持ち悪いものだった。
恐る恐るもう一度Hくんの顔を見ると、彼はゾンビへと変貌した。そしてナイフを持ってこっちに向けて走ってきた。ナイフには先程抜いた眼球がついたままだ。やばい、逃げないと。私はHくんから逃走するために一所懸命逃げた、しかし足が動かない。足が空回りしている感じだった。何故かわからないけど、走ってないのに私は転倒した。それでも生きるために、懸命に前へ前へと匍匐前進の様に動いた。
ふっと振り返ってみると、Hくんはいつのまにかいなくなった。何もかも消えて、森の中にただ私1人が取り残されていた。ゾンビになったHくんから逃げられて良かったけど、急にまた怖くなってきた。
森の中だけれど、とりあえず夜遅くなってきたので寝ようと目を閉じた。なかなか寝付けない怖いし、寒いし、更に尿意も感じるし、尿意は我慢できるうん?尿意って、もしかしたら今のは夢?そして、この尿意は本当の尿意。ここで目が覚めた。私はガバっと布団から目覚めると、急いでトイレへ向かいました。
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