No.168 逃げろ~!でも途中休憩はOK♪(女性・25歳)

楽しい
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映画を見ていたはずなのに…と言うか確かに映画の画面を見ていたんです。でも気がついたら、映画の中にいました。いたと言うよりも、当たり前のように映画の登場人物になっていたんです。
大スペクタクルの映画で、私以外の登場人物が「何かわからないけど、追ってくるものがいる!皆逃げろ~!」と言うので、その辺にいる人全員で逃げていたんです。もちろん私も逃げました。怖いわけではなく、何となくワクワクしながら逃げている、そんな感じでした。
ふと気がつくと、道の脇にたこ焼きの出店がありました。逃げている最中でしたが、ちょっと食べたくなってそこに寄って、買い食いをしました。そうしたら道沿いのデパートらしい建物から、こっちにも寄っていきなさいと店員さんに声をかけられたので、それならという感じでビルに入りました。
ビルの中はとっても賑わっていて、色々な品物が売られていました。気がつけば誰も逃げていないで、買い物を楽しんでいるのです。私も「あれ?なんで逃げてたんだっけ?あんなに必死に?あれぇ~??」と今度は疑問に思うようになり、「うーん。ま、もう逃げなくてもいいでしょ♪」と結論を出して、買い物することにしました。
洋服店でスカーフを選んでいると隣にいた知らない女性に「そのスカーフは良くないわね~。あなたに似合わないわよ~?」と声をかけられたんです。その女性は「こっちのほうが似合うわ!」と、他デザインのスカーフを押し付けてきました。
私は、(そうなのかなあ…でも私はさっき自分で選んでいたスカーフの方が良いな…。)と思いながら、女性が渡してきたスカーフを見ていたら、ふと「やっぱり逃げたほうがいいかも!ここから逃げ出さなきゃ!」と思い出して、ビルから出てまた走り出したんです。
走れば走るほど自由になったような気がしてきて、ワクワク感が高まりました。
気がついたら友達も隣を走っていました。友達と「何だか分からないけれど、とっても楽しいね!」「そうだね~!楽しいね~!でもとにかく逃げろ~!!」と声を掛け合ったところで、笑いながら目を覚ましました!
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