No.197 おでん屋のおっちゃん(ユメミタ)

穏やか
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見た事も無い商店街にある居酒屋の前で、私は停車したマニュアル式の軽トラの荷台に乗って誰かを待っているようでした。そうしたら、急にいい香りが漂ってきます。
荷台から辺りを見渡すと、店先でおでんやお惣菜を売るおっちゃん達が椅子に座って何とも言えない優しい表情で店番をしています。私はお腹が空いて、じっとおっちゃん達の方を見ていたら、おでん屋のおっちゃんと別のおっちゃんが何やら言い争いを始めました。
「おでんにはウツボだろ!」「はぁ?ウツボぉ?」「おめぇ、知らねぇんか!うめーんだぞ!」「ウツボったらあのウツボかい?おでんに…知らないねぇ。」聞き耳を立てると、おでんに入れたウツボが美味しいとかどうとか、平和な言い争いでした。
私は好奇心に勝てず荷台から飛び降りて、おっちゃん達に話しかけました。「おでんにウツボ?」と。そうすると、おでん屋のおっちゃんが「んだぁ?!おめぇも知らないのか!」とワザとらしく目を見開き面白い表情で言いました。
隣に居た別のおっちゃんが「ほら見ろ~誰も知らねぇんだってば!」と膝を叩いて笑っています。おでん屋のおっちゃんは、「っかー!何で誰も知らねぇんだ!」と自身の頭を大げさにペチンと叩いてから、私と隣のおっちゃんを交互に見ながら「ほんなら、今度食わしてやっから!」と言いました。
それから、おでん屋のおっちゃんは「ウツボは、つみれにしてな?それを入れんだ。」と詳しく話してくれました。それを聞いて私と隣のおっちゃんは「やっぱり知らんな~!」と笑いあっていました。
そんな話をしていたら、お腹がぐーっとなって目が覚めました。
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