私は、赤いスポーツカーに乗っていました。ですが、ハンドルもブレーキもありません。それでも私は、それが当たり前かのように車に乗っていました。
運転する姿は行儀がよいとはとても言えず、シートベルトもしないで、むしろ立っているかのようでした。車は蛇行しながら凄いスピードで走り、あるところで急に止まります。八百屋でした。私は八百屋に到着すると、その赤いスポーツカーからまるで逃げるように勢いよく飛び出しました。
特別な八百屋なのかと言うとそうではなく、昔ながらの商店街中にあるような八百屋です。そのお店で何か買うというわけでもなく店内をしばらくうろうろしていました。
そして八百屋の奥のほうに入っていったところに居間がある事に気が付きます。私は何を考えていたのか、ちゃぶ台の上に置いてあったお茶をゴクリと一口飲みました。
そうすると急に、遊園地の場面へ変わりました。遊園地にはそこらじゅうにコスプレをした人たち居て、私服の私が場違いのようでした。コスプレをした人たちを「すごいな~」と眺めているとふと違和感を覚えました。
(人々に紛れて悪霊が居る。)
私はごった返す人の中に悪霊が混じっている事に気が付きました。何故それが悪霊と分かったのかは、自分自身でも分かりません。すると私の近くに掃除機が現れ、その掃除機を使い悪霊を退治しようとしました。ですが悪霊の力が物凄くて中々退治することができません。
悪戦苦闘しているうちに、急に空からりんごがたくさん降ってきました。すると悪霊はとても幸せそうな顔になり、成仏していきました。気づくとりんごもなくなっていて、地面には札や人形がたくさん落ちていました。
少し歩いたところに、最初に出てきた赤いスポーツカーがあり、私はそれに乗って去っていきました。何故かこのときは、普通に運転して帰りました。怒涛の展開で、この夢が何を意味しているのかは分かりませんが、印象に残っている夢です。